ザンドックス工法は、改良対象土の範囲が従来の他工法(バックホウ、スタビライザー)に較べて広く、様々な不良土を経済的な固化材添加量で改良できます。また、プラント制御盤により処理土量や固化材量を集中管理でき、施工管理も容易です。
ザンドックス工法の特長
- 有機質土、ローム質土、泥炭など特殊土を良質土化し、再利用
- 建設発生土の中でも特に有機質土、ローム質土、泥炭など特殊土を良質土化し、再利用するための定位置式プラント混合処理工法です。
- 混合性能が高く、経済的な固化材添加量で安定した強度を確保
- 攪拌性の高い、連続式特殊二軸ミキサーを使用しており、バックホウやスタビライザー混合に較べて混合性能が高く(現場/室内強度比=0.8/1)、経済的な固化材添加量で安定した強度の確保が可能です。
- 土量管理・固化材添加量精度が高く、信頼性の高い施工管理が可能
- プラント内で常時、送り出し土重量を計測管理しているため、土量管理・固化材添加量精度が高く、これらのデータを用いた信頼性の高い施工管理が可能です。
- 固化材の発塵が少なく、市街地などでの工事が可能
- 密閉型の工法のため、固化材発塵が少なく環境性に優れており、市街地や農作地内での工事も可能です。
- 大量処理による経済効果
- 特に大規模盛土造成工事のような大量処理で経済効果が期待できます。
従来工法との比較
バックホウやスタビライザーによる従来工法では、汎用機械を使用することにより施工が容易というメリットがありますが、以下のような問題点があります。
- 1.固化材と土の混合ムラ
- ・ 改良土の高度な用途への利用に制限がある。
- ・ 固化材添加量が多くなる。
- ・ 再利用可能となるまでの時間を要するケースがある。
- 2.固化材散布、混合時の発塵
- ・ 改良土の高度な用途への利用に制限がある。
- ・ 固化材添加量が多くなる。
- ・ 再利用可能となるまでの時間を要するケースがある。
ザンドックス工法では、従来のスタビライザーやバックホウによる工法に較べて固化材の添加量が少なく、強度においても室内配合試験とほぼ同じ現場混合強度を得ることができます。
室内試験値と各施工方法との添加量の違い | 強度比の比較(現場強度/室内強度) |