先端技術研究所の研究内容

先端技術研究所は、中期経営計画の基本方針に沿って、「モビリティー」、「環境・エネルギー」、「建築・インフラ」、「ヘルスケア」をターゲットとした次世代事業創出のため、新規事業領域に向かって先端の技術開発を実施します。この目的のため、有機合成から重合・物性、複合化や成形加工、機能評価にわたる幅広い分野で研究を行い、各技術の融合により市場のニーズに応え、事業に結びつけて行きます。

基礎研究では、機能発現メカニズムを基礎的・理論的に研究し、それを材料設計につなげ、差別化された製品を開発するための技術構築を行っています。高分子材料については、サイエンスとテクノロジーの融合によりナノスケールからミクロンオーダー以上のスケールの様々な構造を構築することで市場における課題の新たな解決策を生み出す研究に取り組んでいます。研究開発のスピードアップに今後重要な計算機科学の基盤が充実しているのも特徴の一つです。また、工業化において重要な高分子の成形加工研究ではCAE*も積極的に用いています。

これらの研究活動を通じて将来を担う人材育成にも力を注いでおり、様々な講習会、勉強会も盛んに行われています。

* CAEはComputer Aided Engineeringの略で、コンピューターを利用した種々の解析を示します。

研究分野におけるUBEの特徴

UBEの製品の中核をなす高分子製品、機能品事業を通じて、モノマー合成から重合、配合、成形加工に至るまで高分子材料に関する一貫した技術基盤があり、基礎研究から本格的な開発まで多種多様な取り組みが行われ、研究者が独創的研究に取り組みやすい環境にあります。

さらに、UBE独自の材料設計技術、界面制御技術や分散複合化技術、相分離多孔化技術等を駆使することで、馴染み深い材料をより高機能化・多機能化させる研究が可能となり、基礎研究成果をすぐに応用展開できる強みがあります。また、柔軟な発想を重視し、失敗を恐れず、まずは挑戦してみる自由な雰囲気があるのも当研究所の特徴です。

求める人材像、及び研究分野における活かせる専攻分野

高分子やソフトマテリアル関係など材料に関する研究経験があることが望ましいですが、研究分野を機能性モノマーの合成、重合、触媒、成形加工、物性、機能評価と幅広く展開しているため、新しい分野に挑戦する気持ちがあれば特に制約はありません。実際に大学での専門が有機合成、錯体、半導体、金属、物理化学、化学工学などであった先輩方も第一線で活躍しています。むしろ大学での専門にはこだわらず、積極的に自分の可能性を広げようという強い思いのある人を求めています。

自分の専門をきちんと構築でき、さらにそこから飛び出して積極的に新しい分野の知識を吸収・拡大しようとする人、自ら進んで研究に取り組む意欲ある人材を求めています。

今後の方向性

世の中に受け入れられる製品を創出するためには、社会のニーズを的確に捉え、その合理的な解決に寄与できる技術をタイムリーに確立することが一番重要だと考えています。このために、新たな技術や理論を積極的に取り入れ、多くの分野で発展できる新規材料の開発を継続的に行っていきます。

特に汎用材料の中には、その潜在能力に気付かれずに埋もれているものがまだ数多くあります。これらの潜在能力を引き出し、機能とコストで魅力ある材料の創出を行っていく計画です。

職場の雰囲気

研究風景
研究風景

研究に関わる議論は、職制にとらわれず自由な雰囲気で行われています。自分のいろいろなアイデアを追求しやすい環境があります。