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研究開発プロフィール

図:事業ポートフォリオと市場・技術の方向性 図:研究開発のポートフォリオ

新規事業のタネを創出しマーケティングに力を入れUBEの将来を築く

UBEの研究開発を担っているのは研究開発本部と各事業部に属する開発部門であり、この中でも研究開発本部は、UBEの将来を築く事業のタネをつくり出す場所であり、それが最大の使命です。
研究開発本部では、基盤技術の革新を図り現事業の強化拡大をサポートする「ベースケミカルズ」に注力するのと同時に、次世代事業の創出に情報電子(光)、エネルギー(環境)、医薬の3つを重要分野に設定し積極的に取り組んでいます。
この分野の事業に繋がるネタだしのためにはマーケティングの強化が必要不可欠であり、早い段階から事業部等と連携し、最適なチームビルディングを図れるよう、研究開発本部ではテクノロジープラットフォームをベースとしたMOT(技術経営)を強化しています。

4つの重点分野に絞って新規事業の創出を狙う

現在の研究開発本部では次世代事業の創出にあたり、4つの重点分野に集中していますが、光関連分野では、例えばLED、有機EL、エネルギー(環境)関連では次世代太陽電池、液晶関連に注目しています。医薬はパイプラインが充実しており有望な製品の創出に力を注いでいます。ベースケミカルズは既存周辺の基盤技術を磨くことにより、新しいケミカル品を作ろうというものです。一方、「グリーンサスティナブルケミストリー」も目標とするキーワードの一つです。化石燃料の枯渇やCO2削減等が化学業界全体で大きなテーマになっています。まだビジネスとしてどう成り立つのか明確ではないが、CSRの観点からも旗を下ろすわけにはいきません。

フラット化した組織で効率性を高め若手・中堅の能力を引き出す

研究開発の効率化を図るため、組織をフラット化、機能別にして効率良い運用を狙っています。従来の硬直した縦社会ではなく、研究者が仕事上、最も開花しやすい30代前後の研究員が活性化しやすいような組織を目指しています。また、若手のグループリーダーを登用するため、10人くらいを1グループにし、グループ間連携が容易なフレキシブルな組織体系を構築しています。

3つの技術の複合化と階層ごとの人材育成が鍵に

新しいタネをつくり出すキーワードとして「複合化」を掲げ取り組んでいます。
UBEは

  1. 有機化学(有機合成)
  2. 高分子化学(有機材料)
  3. 無機化学(無機材料)

の3つの技術を有しています。サイエンスの世界ではそれぞれ別分野ですが、この3つが揃っている化学会社は少なく、UBEの強みの一つといえます。その各分野だけから新しいタネをつくり出すのは競争が激しく非常に厳しい。そこで各分野をハイブリッドした、「複合化」したタネの創出を目指しています。分野の領域を越えて、UBEならではの独自技術の創生を探っています。この複合化を実現するため研究開発本部では現在、人材の育成に力を入れています。主たる目的は「横通し」です。人材育成のための主な研修としてMOT研修とコーチング研修に取り組んでいます。MOT研修は、研究で得られたタネを事業化まで持っていく、いわゆる「魔の川」や「死の谷」を越えて事業に仕上げる手法を学ぶことで、中堅・若手を対象に行っています。コーチング研修は部下の自立的思考や行動を促すためのコミュニケーション手法で、全管理職を対象として行っています。

タネを見出すのに不可欠なプロとしての自覚

MOTやコーチング研修に力を入れている目的は、自ら考え、行動を起こす人材を育てるためです。研究者というプロであるためには何をすべきか、結局は自分自身で道を拓くしかありません。ポートフォリオ策定により研究開発本部の、またUBEの将来像が明確になりました。研究開発本部ではこのポートフォリオにのっとり研究開発のプロフェッショナル集団として、UBEの将来の事業のタネ、その土壌を作っていきます。
今世紀は、地球環境との調和と快適性・安全性に深く配慮する企業活動が強く求められます。この要求に応えるサステイナブル・グリーンケミストリーの展開を含め、21世紀型技術を生み出すために、基礎科学の幅広い知識を持った研究者を結集し、学官の協力を得ながら研究開発を強力に推進していく方針です。

次代の風をとらえ、未来を目指す革新と飛躍の精神をエネルギー源として、UBEグループの研究開発は大きな期待を担いながら、創造への努力を続けています。

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