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初めてのアフリカで大スターと遭遇した話 - AFRICA -

No.388/2010.04
宇部興産機械(株)/ 栗原 義和
画:クロイワ カズ

昨年10月、アフリカに出張しました。目的地はアンゴラとモザンビークです。私どもの粉砕機を輸出するための下調べ。往路は東京→シンガポール→ヨハネスブルグ→アンゴラと飛行機を乗り継いで24時間以上かかりました。

アンゴラはアフリカ大陸の南西部にあり、首都はルアンダ(ルワンダは別の独立国なので間違わないで下さい)。30年近く続いた内戦のため奥地の所々には地雷が残っているといわれます。また、マラリア、黄熱病、エイズなどの病気に加え、物盗りもあるとか。事前に散々脅かされ、おっかなびっくりで空港に着きました。でも、大使館や商社の人に聞くとそれほどでもないようです。アフリカ第二の産油国だけあって、復興は急ピッチ。街中は賑わっています。物価はとても高く、ホテルが1泊450$、きゅうり1本が7$もするのです。

目的のプラントサイトは中国系企業が建設中のセメント工場で、郊外にあります。中国人が700人も常駐してキャンプを設営しています。彼らはさすがにグルメ。キャンプの敷地に畑を作って料理に必要な野菜はすべて自給しているようです。早速、美味しい中国料理を御馳走になりました。

翌日、次の目的地・モザンビークに向かいます。直行便がないので一旦ヨハネスブルグへ。機内に入ると、1人の乗客の周りにたくさんの人だかり。よくみると、何と、ブラジルのサッカー王・ペレ!今年のアフリカンカップがアンゴラで開催されるので事前訪問したのでしょう。早速、順番を待ってツーショットを撮ってもらいました。

初めてのアフリカで世界の大スターとツーショット。ラッキー!お宝の写真になりました。