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レスポンシブル・ケア報告書「環境・安全・健康への取り組み」を発行

2001年11月19日

宇部興産(株)(社長:常見和正)は、宇部興産およびグループにおける2000年度の環境・安全・健康への取り組み状況を中心としたレスポンシブル・ケア報告書「 環境・安全・健康への取り組み」(A4版24頁・カラー)を発行した。
当社グループでは、2001年度を基点とする3ヵ年経営計画「New21UBE・計画」の中で、事業課題のひとつに「環境重視経営の実践」を掲げ、環境問題、安全問題、健康問題を経営の中心的課題として取り組んでいる。特に今回の報告書では、主要連結対象会社12社のデータも取り入れ、連結環境安全として報告している。
環境安全基本理念及び環境安全推進体制、環境安全への取り組みの沿革、当社単独では2001年8月で全事業所が認証取得済みとなったISO14001の認証取得状況等、さらに環境安全活動の中期基本方針や2000年度全社共通重点実施テーマ等について触れている。
当社は、事業活動における環境保全コストとその効果を定量的に把握・評価し、より効率的な環境保全への取り組みを継続して推進するための重要なツールとして、1999年度から環境会計を導入している。1999年度は当社単独を集計対象とした実績を発表したが、今回はグループ会社12社まで集計対象を拡大した。環境保全コストについては、設備投資20.9億円・費用93.4億円となった。経済効果については、グループ外に対する有価物の売却等の実収入効果で21.7億円、省エネルギー推進による節約効果で39.0億円となった。
なお、当社グループでは2000年7月社長直轄の組織として「グループ地球環境保全委員会」を設置し、2010年までの中・長期の「地球温暖化防止戦略」を策定した。2001年4月にはこの成果を実施・フォローしていくために「グループ地球環境保全推進委員会」を設置し、宇部興産グループトータルとして2010年度CO2排出量を1990年度比6%削減することを主な目標としている。
産業廃棄物関係では、発生量の推移、リサイクル量の推移、最終埋立量の推移についてグラフ化するとともに、山口エコタウン計画への参画等の活動を紹介している。
その他、労働安全衛生・保安防災、製品安全について概説するほか、加圧二段ガス化プロセス(EUP)を始めとする環境に優しい技術・製品の紹介、事業所見学など地域協力、コミュニケーション活動についても紹介している。

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