MENU

(財)宇部興産学術振興財団、平成13年度(第42回)研究援助金受賞者決定

2002年3月14日

(財)宇部興産学術振興財団(理事長:長廣眞臣)は、選考委員会(委員長:干鯛眞信 東京理科大学基礎工学部化学生命工学科教授)の候補者選考を経て、3月12日、平成13年度(第42回)研究費援助の対象として、応募件数49件の中より下記4件に対し、合計400万円の学術研究費援助を行うことを決定した。
同財団は、宇部興産(株)の初代会長である渡辺剛二翁の遺志により学術の振興を目的として1959(昭和34)年に設立された(財)渡辺記念学術奨励会を発展的に引き継ぐものであり、宇部興産創業百周年事業の一環として1998(平成10)年に名称変更した。わが国における学術研究を奨励し、研究施設の充実を図るとともに、学術研究を志す者を援助し、もって学術文化の発展に寄与することを目的としている。
5月17日(金)、宇部興産ビル(山口県宇部市)15階特別室にて贈呈式を行う予定。

平成13年度 研究費援助金及び渡辺記念特別奨励賞受賞者

研究費援助金受賞者

(単位:万円)
氏名 現職 年齢 研究課題 援助額
こばやし せい
小林 誠
山口大学医学部 器官制御医科学講座 教授 46 血管の異常収縮を特異的に阻害する新規の細胞膜脂質分子の同定とシグナル伝達の解明 100
こんどう てるゆき
近藤輝幸
京都大学大学院工学研究科 物質エネルギー化学専攻 助教授 40 ルテニウム-ヘテロ原子結合の制御を鍵とする新触媒反応の開発 100
くろかわ しゅう
黒川修
京都大学工学研究科 附属メゾ材料研究センター 助手 30 走査トンネル顕微鏡による表面下に存在するドーパントの原子分解能観察 100

渡辺記念特別奨励賞受賞者

(単位:万円)
氏名 現職 年齢 研究課題 援助額
てらい しゅうじ
寺井崇二
山口大学医学部 先端分子応用医科学講座 寄附講座教員(助手) 36 骨髄細胞から肝細胞への分化制御機構の解明-骨髄細胞を用いた細胞療法(再生医療)の開発を目指して- 100
*
渡辺記念特別奨励賞
1998(平成10)年3月に財団名称を(財)渡辺記念学術奨励会から(財)宇部興産学術振興財団に変更したが、本財団の創立者である渡辺剛二翁の遺志を末永く記念するために当賞を設立。渡辺剛二翁が医学の振興を強く望まれていたことに鑑み、医学部門の新進気鋭の若手研究者(原則として40歳未満)に対し毎年研究費を援助。

お問い合わせ先

ニュースリリースについてのお問い合わせ