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沖の山コールセンター、開業24年目で石炭受入累計1億トンを達成

2004年10月8日

宇部興産(株)(社長:常見和正)の貯炭基地である沖の山コールセンター(山口県宇部市)は、営業開始24年目にあたる10月12日、豪州からの石炭運搬船"YOMOSHIO号"からの荷揚げで石炭受入累計数量1億トンを達成する。
これは1980年10月に豪州ハンターバレー炭を荷揚げしてからの受入累計数量であり、国内で営業しているコールセンターの中では初めての達成となる。
ちなみに宇部地区における宇部興産関連炭坑(沖の山炭鉱・東見初炭鉱)において、開坑から昭和42年の閉山までの約70年間に採掘された累計採炭量は約5,800万トンであるので、この2倍近い量を輸入したことになる。

沖の山コールセンターは、海外から輸入された石炭を、電力・セメントをはじめとする国内石炭ユーザーに安定供給するための輸入中継基地で、年間取扱能力600万トン(2003年度の取扱数量は約430万トン)であり、日本では最大級の規模を誇る。
荷揚げから備蓄、出荷に至る工程で万全の品質・環境安全管理は勿論のこと、ユーザーのニーズに応え混炭や選炭も行っている。
また敷地内にある石炭開発部では石炭の燃焼性やハンドリング性などの評価、石炭灰の有効利用などの技術開発にも積極的に取り組んでいる。

宇部興産では1億トン受入達成を記念し、10月12日11時より、"YOMOSHIO号"船上において記念パーティーを開催する。
また、11月19日12時30分より、宇部全日空ホテルにおいて官庁等関係者、石炭ユーザーをはじめとする関係者を招き「沖の山コールセンター1億トン受入達成記念式典」を開催する。この記念式典では受入累計1億トンに至るまでの沖の山コールセンターの足跡などをスライドを交えて紹介する予定。

参考

  1. 昨年4月から今年3月までの1年間に日本に輸入された石炭は合計約1億6800万トン(財務省貿易統計より)で、その内訳は鉄鋼向けを主とする原料炭が約5割、電力やセメントなど一般産業向けの一般炭が約5割となっている。
  2. 沖の山コールセンターの概要
  3. 営業開始 1980年(昭和55年10月運輸省から屋外倉庫業の開業許可を受ける)
    貯炭場面積 第1貯炭場 175千m2
    第2貯炭場 228千m2
    設備概要 揚炭設備 6号岸壁専用バース、ロープトロリー式バケットアンローダー2基
    最大受入船型 90,000DWT
    貯炭場設備 第1及び第2貯炭場/スタッカー2基、リクレーマー2基、スタック・リクレーマー1基、混炭設備1基、粒度調整・選炭設備1基、石炭灰造粒砂設備1基
    払出設備 シップローダー2基、トラック出荷設備1基
    年間取扱能力 600万トン

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