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ポリブタジエンラバー(BR)事業の中国進出を決定

2006年7月18日

宇部興産株式会社(社長:田村浩章)は、中国におけるポリブタジエンラバー(BR)の製造・販売事業に、台湾の「有限公司(英名 TSRC Corporation)」(社長:偉華 /英名 Wei-Hua Tu)及び丸紅株式会社(社長:勝俣 宣夫)との3社で参入することを決定した。
中国江蘇省南通市の南通経済技術開発区において、2006年9月に新会社「台橡宇部(南通)化学工業有限公司」を設立、工場の建設を開始し、2009年の完工・操業開始を目指す。

宇部興産では、中国で急速に拡大する自動車需要やそれを支えるタイヤ現地生産のますますの拡大等を受け、BR需要の増加を睨んでかねてより新規投資を検討していたが、この度、BR製造技術のライセンス供与先であり、タイでのBR合弁事業のパートナーでもあるTSRCとの合弁形式で中国へ進出することを決定した。
TSRCは既に現地でスチレン・ブタジエンゴム(SBR)事業を展開しており、宇部興産としても中国進出には最適のパートナーと考えた。
宇部興産・TSRC・丸紅の3社は、同合弁会社より出資比率に応じて製品を引取り、BRの供給力確保を狙う。

宇部興産は中国での本計画により、アジア市場で3つ目の供給拠点を確保することなり、アジア市場における更なるプレゼンスの強化を図っていく。

新会社の概要

   
会社名 台橡宇部(南通)化学工業有限公司
所在地 中国 江蘇省南通市南通経済技術開発区
事業内容 宇部興産の技術ライセンスによるBRの製造・販売
設備能力 50,000トン/年(2009年稼働、2011年に72,000トン/年に増強予定)
設立時期 2006年9月
総投資額 82百万米ドル
資本金 40百万米ドル
出資比率 TSRC 55%、宇部興産 25%、丸紅 20%
従業員数 約150人

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