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「UBEグループ CSR報告書2008」を発行

2008年9月1日

宇部興産株式会社(社長:田村浩章)は、UBEグループのCSR(企業の社会的責任)活動の取り組みをまとめた「CSR報告書2008」(以下「本報告書」)を発行いたしました。

UBEグループ「CSR報告書2008」の特徴

  1. 「ステークホルダーとともに」を新設
    すべてのステークホルダーの皆様に満足していただけるよう、読みやすい構成と表現に努めました。
  2. 「トップメッセージ」の発信スタイルを変更
    トップの考えをよりわかりやすくお伝えするため、モノづくりや環境問題に詳しい、ノンフィクション作家の山根一眞氏*1をお迎えしての意見交換を行いました。
  3. 第三者意見の拡充
    CSR報告書の客観性を高めるとともに、新たなCSR課題を捉えるため、第三者意見を拡充しました。さらに大阪市立大学院准教授の永田潤子氏*2からのご意見に対し、グループCSR担当役員の決意を返答し、双方向のコミュニケーションに努めました。

宇部興産は、事業活動における環境保全コストとその効果を定量的に把握・評価し、より効率的な環境保全への取り組みを継続して推進するための重要なツールとして、2000年の報告書より環境会計を導入しています。2007年度の環境保全コストについては、設備投資22.6億円・費用99.2億円で、それぞれ2006年度比10.9億円減、7.8億円増でした。
経済効果については、グループ外からの廃棄物受入収入等の実収入効果が101.8億円(資源リサイクル事業におけるセメント原燃料用の廃棄物受入収入を含む)、省エネルギー推進等による節約効果が82.3億円となり、それぞれ2006年度比8.6億円増、18.3億円増でした。

UBEグループでは、中期経営計画「ステージアップ 2009」の基本方針の一つに「CSR活動の深化」を掲げています。2008年4月、CSRの深化を着実に進めるため、グループCSR委員会を新設するとともにCSR推進部を発足するなど、マネジメント体制の強化に取り組んでいます。

本報告書は、UBEグループの活動結果を等身大でお知らせするとともに、ステークホルダーの皆様とのコミュニケーションを高めるべくお届けしています。
今後とも環境重視経営に努め、社会からより信頼され、存在感のある企業となるべく、事業を通して社会に期待され必要とされるCSR活動を推進します。

*1
山根一眞 (やまね かずま)氏
ノンフィクション作家。 モノづくりや環境問題を中心に世界各地で取材を続け、温暖化危機を訴える講演は500回を越える。1997年、環境を基軸とする産業革命「環業革命」を提唱。著書に『環業革命』(講談社)、『メタルカラー烈伝 鉄』(小学館)、『賢者のデジタル』(マガジンハウス)など多数。
*2
永田潤子 (ながた じゅんこ)氏
専門は公共経営論(CSRを含む)。文部科学省、大阪市など国や地方自治体の審議会・研究会の委員を務めるほか、関西経済同友会の若手リーダー養成塾の講師や企業のCSR戦略アドバイザーなど幅広く活躍している。

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