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「UBEグループ機能性無機材料事業化推進室」を新設

2009年9月30日
※ 光触媒繊維は2013年10月1日で販売終了いたしました。

宇部興産株式会社(社長:田村浩章。以下「宇部興産」)は、宇部マテリアルズ株式会社(社長:安部研一。以下「宇部マテリアルズ」)などグループ内に分散する機能性無機材料事業について、組織の連携とグループとしての将来戦略の共有化により、技術開発力ならびに市場開発力の強化・結集を図り、育成事業から成長戦略事業への早期移行を実現させるため、社長直轄組織として「UBEグループ機能性無機材料事業化推進室」(以下「推進室」)を10月1日付けで新設する。

推進室長は石川敏弘リサーチフェロー(現:宇部興産 研究開発本部無機機能材料研究所担当)が兼務。UBEグループの機能性無機材料に関する技術やマーケティングの方向付けを行うとともに、研究・開発・技術・事業の全体像を把握し、将来の姿を描く役割を担う。

UBEグループの機能性無機材料は、高純度窒化ケイ素や耐熱性に優れたチラノ繊維(以上、宇部興産機能品・ファインカンパニー)、高靭性・高耐熱性セラミックス(チラノヘックス)や環境浄化機能に優れた光触媒繊維(以上、宇部興産研究開発本部)、マグネシア・カルシアなどの高純度セラミックス粉末(以上、宇部マテリアルズ)、球状シリカ微粒子(宇部日東化成株式会社)と多岐に渡り、事業化に向けた取り組みもこれまでは個別に進められていた。
推進室は、これら機能性無機材料関連情報のグループ内共有化を図り、より効率的な事業化推進策を検討していく。

また、推進室の下に、ワーキンググループ(以下「WG」)を適宜組織化し、マーケティングと技術開発を加速する予定で、まず、グループ連携効果の早期発現が見込まれる「機能性無機粉末WG」を同日付けで発足させ、宇部興産と宇部マテリアルズから担当者が参画。エレクトロニクス関連や光機能材料を中心に、早期事業化に取り組む。

今後は、グループ内に分散する「機能性セラミックス粉末技術」「成形体関連技術」「繊維関連技術」などの主要無機技術についても効果的な集約を図り、エネルギー分野や環境分野で伸長が見込める特徴ある機能性無機材料の開発も進めることで、2015年度には、UBEグループの機能性無機材料事業を300億円規模にまで拡大する計画。

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