MENU

竹下道夫社長 2014年度入社式挨拶

2014年4月1日

皆さん、宇部興産への入社おめでとうございます。
本日ここに総勢91名の新入社員の皆さんを、UBEグループの新戦力として迎えることができましたことを、大変嬉しく思います。

日本企業、とりわけ製造業を取り巻く経営環境は、場合によっては存続の危機と隣り合わせの大きな節目にあります。一昨年末に政権が変わり、表面的には景況に明るさが見え、多くの日本企業で業績が好調に推移していると感じているかもしれません。しかし実態は、まだ多くの業界で厳しい経営環境が続いています。
UBEグループは、特に化学事業において、新興国での設備新増設に伴う需給ギャップの急拡大や、競合の激化に伴う製品価格デフレの継続などにより、厳しい事業環境に置かれています。
この状況は、過去に経験してきた景気循環の一局面ではなく、市場環境の構造が大きく変わっていると認識する必要があり、これまでの取り組みの延長ではUBEグループの持続的成長は望めません。

急速に変貌しつつある事業環境の中で、企業として生き残っていくためには、従業員一人一人が、変化を敏感に捉え、従前のやり方に固執せず、変化に対応すべく、立ちはだかる課題に徹底して取組んで行く必要があります。
UBEグループでは、従業員全員が日々の業務遂行で常に意識し、判断の拠り所とするための指針として“UBEグループが大切にする3つの行動価値”を示しています。

  1. モノづくりを通じて顧客に価値を提供し、世界に貢献すること
  2. 新たな価値の創造や改善に向け、自ら積極的に挑戦すること
  3. ものごとの本質を究め、スピード感を持って、徹底してやり抜くこと

それぞれの意味は、皆さんがこれから配属される職場・職種によって異なりますが、配属後、どのように日々の行動に結びつけていくかをじっくり議論して、これからの行動の規範にして欲しい。

将来のUBEグループの盛衰は皆さんを含めた若い人の活躍にかかっていると言えます。たゆみない努力で能力のレベルアップを図りUBEグループの発展に貢献して貰いたいと思います。

お問い合わせ先

ニュースリリースについてのお問い合わせ