宇部興産グループの宇部興産機械株式会社(本社:山口県宇部市、社長:久次幸夫。以下「宇部興産機械」)は、東洋機械金属株式会社(本社:兵庫県明石市、社長:十亀和則。以下「東洋機械金属」)との業務提携により共同開発した「iCリーズ ダイカストマシン」(以下「iCシリーズ」)の新型モデルUB650iC(型締力650t)とUB800iC(同800t)を、2016年3月までに発売することを決定いたしました。
iCシリーズは宇部興産機械と東洋機械金属が長年培った技術力・ノウハウを結集した高剛性型締機構を新たに開発設計した最新鋭モデルです。射出システムには宇部興産機械が自社開発した電動サーボバルブを使ったリアルタイムフィードバックシステムを搭載し、射出データ収集ソフト(キャストトレンド)に接続可能など、高機能、高剛性を実現しています。
既に共同開発した型締力350tの小型機UB350iC、同500tの中型機UB500iCを順次上市し、ご好評をいただいておりますが、今回の新型モデルにより、iCシリーズは中型機レンジを拡大し、2016年に350~800tのフルラインアップを完成させます。最新鋭モデル機として中型機のニーズがより活況となっている中国自動車部品市場をはじめ、韓国、東南アジア、インドなどにも順次投入していく予定です。2016年度の販売目標は30台です。
なお、2015年7月8~10日に上海新国際博覧中心で開催される第10回中国国際圧鋳会議及び展覧会でUB500iCを実機出展し、最新のダイカスト成形技術の紹介を行います。