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リチウムイオン電池用セパレータ設備増強について

2015年9月15日

宇部興産株式会社(社長:山本謙)は、車載用リチウムイオン電池の需要増大に対応するため、宇部ケミカル工場(山口県宇部市)における既存設備の再構築および堺工場(大阪府堺市)におけるセパレータ製造設備の新増設を決定いたしました。

宇部興産は1994年に宇部ケミカル工場(山口県宇部市)でセパレータの生産を開始し、リチウムイオン電池市場の伸張に応じて同地区で段階的に能力増強を実施してまいりました。
2013年には新たに堺工場(大阪府堺市)での生産を開始し、国内に2つの製造拠点を設けることで、供給の安定性を図りながら需要の増大に対応してまいりました。

リチウムイオン電池は、ハイブリッド自動車(HV)やプラグインハイブリッド自動車(PHV)、電気自動車(EV)などの車載用途での大幅な需要増大が予想されます。また、蓄電用途や産業用途などへの展開も更に進むことが見込まれます。
宇部興産のセパレータは乾式製法を特徴として、既に車載用として多くの採用実績を有しています。また、2011年に設立した日立マクセル株式会社との合弁会社である宇部マクセル株式会社(京都府乙訓郡)では、両社の高い技術力の融合により、高信頼性をはじめとする多様な性能を有する高機能塗布型セパレータを生産しており、国内外市場の伸びとともに着実に販売数量を伸ばしています。

今回の計画は、第一ステップとして宇部ケミカル工場の既存設備再構築による能力増強を実施し(2016年7月完工予定)、第二ステップでは堺工場に新規設備を設置して(2017年6月完工予定)、宇部、堺両拠点の生産能力を現行比40%増の合計2億m2に拡大します。これらの増強により、需要増大にタイムリーに対応し、拡大基調にある車載用途でのプレゼンスを確固たるものとするとともに、市場の成長を牽引してまいります。また、2020年頃までには、現行比倍増となる3億m2規模へと能力を段階的に引き上げることも検討しています。

宇部興産では電池材料事業を成長戦略事業と位置づけています。電解液事業では添加剤の開発力を強みとして、グローバルな事業展開を進めています。
また、正極・負極の導電助剤としてのAMC(多層カーボンナノチューブ)や負極材としてのLTO(チタン酸リチウム)の開発も推進しています。今後も、世界的な市場拡大が見込まれる車載用途を中心に、電池材料事業の更なる拡大を目指します。

宇部興産の乾式セパレータ「ユーポア」

宇部興産の乾式セパレータ「ユーポア」
宇部興産の乾式セパレータ「ユーポア」

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