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B1002

固体試料用ゼータ電位測定装置

1. メーカー・型式

Anton Paar社製     SurPASS

2. 原理・特徴

図:装置外観

固体試料用ゼータ電位測定装置(SurPASS)は、固体試料に接している電解液を流動させ、発生した流動電位、または流動電流を検出して、ゼータ電位を測定する装置です。
種々の測定セルを用いることで、ほぼあらゆるサイズと形状の固体試料(繊維、細管、平板、粒子等)に対応できます。
また、内蔵されている滴定装置を用いて、pH値を変化させ、ゼータ電位を全自動で評価することも可能です。

3. 性能

ゼータ電位 -2,000〜2,000mV
流動電流 -200〜200μA
セル抵抗 5Ω〜20MΩ
圧力測定 -1,000〜1,000mbar
pH値 pH2〜pH12
導電率 1〜1,000mS/m
測定セル
  • ・クランピングセル(試料サイズ 最小55mm×25mm)
  •   ウエハ、ガラス基板、ポリマーシートなどに対応
  • ・シリンドリカルセル(粒子サイズ25μm以上)
  •   繊維、粗大粒子(25μm以上)などに対応
  • ・可変ギャップセル(試料サイズ20mm×10mm)
  •   紙、布、メンブレンなどに対応

4. 応用分野・測定事例

半導体、繊維、化粧品、印刷、塗料産業等

  • シリコンウエハー、ガラス基板などの平板サンプルのゼータ電位測定
  • 繊維、樹脂ペレット、触媒担体のゼータ電位測定
  • メンブレン、不織布のゼータ電位測定
  • 等電点の測定
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