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F092

グリオキサールの高感度分析

グリオキサールは、医薬品中間体の合成原料や消臭剤原料、土壌硬化剤など種々の用途に使用されています。
グリオキサールを高感度に分析するためには、アルデヒド基をPFBOA(ペンタフルオロベンジルヒドロキシルアミン)と反応させて、ガスクロマトグラフ質量分析法(GC/MS)の選択的イオンモニタリング(SIM)モードで測定する方法が有効です(図1)。

図1:グリオキサールの誘導体化

図1:グリオキサールの誘導体化

図2は、誘導体化処理して測定したSIMクロマトグラムです。S/Nを考慮に入れると数ppb程度の検出が可能です。

図2:グリオキサール誘導体のGC/MS-SIMクロマトグラム

図2:グリオキサール誘導体のGC/MS-SIMクロマトグラム

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