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H9003

示差走査熱量計(DSC)

1. メーカー・型式

島津製作所製     DSC-50(熱流束型)

2. 原理

試料と基準物質を同一の熱的条件で加熱または冷却し、両者に生ずる温度差ΔTを温度Tに対し記録するDTAにおいて、熱源から試料への熱流に比例する温度勾配を基準物質側の同様な温度勾配と対比して温度差を測定する。
この形式のDTAにおける温度差は熱流の差に比例するため、定量的な扱いができる。
 定量DTA=熱流束DSC

図:熱流束DSC装置の概念図

熱流束DSC装置の概念図

3. 性能

温度範囲
  • 室温〜725℃
  • -150℃〜200℃(液体N2
昇降温速度 0.1〜99.9℃/min
測定範囲 ±0.01〜±100.0mW
試料量 最大40μl(固体、液体)
雰囲気 窒素、ヘリウム

4. 応用分野

有機材料、高分子材料、セラミックス、金属、複合材料などの融解、転移、反応の熱量および温度の測定、比熱容量の測定などに用いる。

5. 分析例

  • 高分子のガラス転移、融解、結晶化などの解析
  • ポリオレフィンの比熱容量測定
  • 有機物の純度測定
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