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H9401

示差走査熱量計(DSC)

1. メーカー・型式

PerkinElmer製     DSC-7(入力補償型)

2. 原理

図:DSC装置の原理

試料と基準物質を炉内におき、それぞれを別個に加熱するマイクロヒーターを設け、両者の温度が常に等しくなる様にマイクロヒーターへの電力供給を制御し、供給電力の差を時間または温度に対して記録する。この入力補償DSCは試料と基準物質が別々に温度制御されているため、熱流束DSCに比べ、制御が速く、応答も速い。

3. 性能

温度範囲
  • 室温〜725℃
  • -170℃〜200℃(液体N2
昇降温速度 0.1〜500℃/min(0.1℃ステップ)
ダイナミックレンジ 8μW/cm〜28mW/cm
試料量 1〜10mg(固体、液体)
プログラム降温(例)
  • 氷槽:50℃まで10℃/min、260℃まで200℃/min
  • 液体N2:160℃まで200℃/min、-85℃まで200℃/min
雰囲気 窒素、ヘリウム

4. 応用分野

有機材料、高分子材料、セラミックス、金属、複合材料などの融解、転移、反応の熱量および温度の測定、比熱容量の測定などに用いる。

5. 分析例

  • 高分子のガラス転移、融解、結晶化などの解析
  • ポリオレフィンの比熱容量測定
  • 有機物の純度測定
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