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M206

カーボンブラックのTEM観察

カーボンブラックは、油やガスを不完全燃焼あるいは熱分解することにより得られる煤状の炭素微粒子です。着色性、導電性、紫外線吸収性、高比表面積などの特徴からゴム製品の補強材、フィルムや樹脂の着色剤、黒色顔料、導電材など多様な用途で使用されています。

ここでは、製造方法や表面処理の異なる市販のカーボンブラック((1)ファーネスブラックA、(2)ファーネスブラックB、(3)グラファイト化カーボン、(4)アセチレンブラック)についてTEM観察を行い、1次粒子の微細構造の違いについて調べました。下図にCBのTEM写真を示します。

(1)ファーネスブラックAは粒子内部が詰まった中実構造、(2)ファーネスブラックBは粒子内部に空洞をもった中空構造、(3)グラファイト化カーボンは一部がグラファイト化した積層構造、(4)アセチレンブラックはファーネスブラックA、Bと比べより規則性の高い積層構造を有することが分かります。

図:各種カーボンブラックのTEM写真

図:各種カーボンブラックのTEM写真

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