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O282

有機EL化合物(錯体系)の構造解析
−熱分解GC/MSによる有機EL化合物錯体系の構造解析−

有機EL材料の構造解析には、核磁気共鳴分析(NMR)、質量分析(MS)等による方法が一般的です。しかし、(1)溶媒への溶解性が悪い、(2)官能基が少ない、(3)骨格のほとんどが芳香環である等から構造解析は必ずしも容易ではありません。その中でも、錯体系の有機EL材料は溶媒に難溶で、さらに、MSスペクトルの得られない化合物がほとんどです。

そこで、発光層として良く用いられるAlq3の構造解析を熱分解GC/MSにて検討した結果を紹介します。熱分解GC/MS(図1)より配位子の8-ヒドロキシキノリンが観測され、別途、EPMA分析などの元素分析にて中心金属を調べることにより、錯体系化合物の構造解析が可能です。

このように、有機EL材料の構造解析において熱分解GC/MS分析も有用な手段です。

図1:Alq3の熱分解GC/MS TICクロマトグラム

図1:Alq3の熱分解GC/MS TICクロマトグラム

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