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O464

CryoProbeによる微量成分の13C-NMR測定

NMRによる有機化合物の構造解析では、水素核ならびに炭素核を中心に測定を行います。
天然存在比約100%で共鳴周波数の高い1Hと比較し、13Cは天然存在比が1%と低く共鳴周波数も低いため、1Hの1/5600程度の感度しかありません。したがって、数mgの試料量で解析に十分な13C-NMRスペクトルを得るには、従来12時間程度の測定(積算)が必要でした。

従来Probeと比較して10倍程度の高感度検出器であるCryoProbeでは、1mg程度の試料量があれば数分間の測定で13C-NMRスペクトルを得ることが可能です。

図2に、ケイ皮酸cis-3-ヘキセン-1-イル(1.2mg/ml)の13C-NMRスペクトルを示しました(積算回数32回、数分間測定)。このように従来Probeと比較してCryoProbeでは分析時間を大幅に短縮することが可能です。

図1:ケイ皮酸cis-3-ヘキセン-1-イルの構造

図1:ケイ皮酸cis-3-ヘキセン-1-イルの構造

図2:ケイ皮酸ヘキセニルの13C-NMRスペクトル

図2:ケイ皮酸ヘキセニルの13C-NMRスペクトル

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