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O503

GC/MSによる多環芳香族炭化水素(PAHs)18成分の分析

多環芳香族炭化水素(Polycyclic Aromatic Hydrocarbons:PAHs)はベンゼン環2個以上を有する芳香族炭化水素化合物の総称で、発がん性など健康への影響の大きい成分も多数有ります。PAHsは石油製品などの不完全燃焼でSOF(Soluble Organic Fraction)として排出されることによる環境への影響や、カーボンブラック、カーボンナノチューブ、グラフェンなど各種の炭素材料に含まれることで、それらが使用されている材料を取扱う上での健康被害が懸念され、国内外で各種の規制や調査項目の対象になっています。対象の物質として米国環境保護局(EPA)では16成分、独国の技術製品・消費者製品協会(AtAV)のGSマーク認定では2011年11月の改訂で2成分が追加されて18成分となっています。

PAHsの分析法としては高速液体クロマトグラフ法(HPLC:UV検出器や蛍光検出器)とガスクロマトグラフ質量分析法(GC/MS) がありますが、ここではGC/MSによる18成分の一斉分析を紹介します。PAHsには分子式・分子量が同じいくつもの異性体が存在するため、イオン選択モード(SIM)での測定だけでは判別が困難で、標準試料との保持時間の一致と合わせての分析が必要です。

図に18成分を一斉分析したクロマトグラムを示します。ベースライン分離は達成できていないピークもありますが、18ピークとして認識できています。

PAHs18成分の構造

PAHs18成分の構造

図1:PAHs18成分のGC/MSマスクロマトグラム

図1:PAHs18成分のGC/MSマスクロマトグラム

図2:PAHs18成分のGC/MSマスクロマトグラム(拡大図1)

図2:PAHs18成分のGC/MSマスクロマトグラム(拡大図1)

図3:PAHs18成分のGC/MSマスクロマトグラム(拡大図2)

図3:PAHs18成分のGC/MSマスクロマトグラム(拡大図2)

PAHs18成分のGC/MSマスクロマトグラム

図1:PAHs18成分のGC/MSマスクロマトグラム

PAHs18成分のGC/MSマスクロマトグラム(拡大図1)

図1:PAHs18成分のGC/MSマスクロマトグラム

PAHs18成分のGC/MSマスクロマトグラム(拡大図2)

図1:PAHs18成分のGC/MSマスクロマトグラム

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