HOME > 分析対象 > 材料 > 高分子材料
P305

フィルムの有機溶媒ガス透過性試験

1.概要

ガス透過性試験の1つとして、防護服材料の耐透過性試験(JIS T 8030)が知られています。JIS T 8030に準拠したガス透過性装置を図1に示します。本装置を用いた市販フィルム(ゴム製)のガス透過性試験例を以下に紹介します。

2.装置および条件

図1:ガス透過性試験装置

図1:ガス透過性試験装置

装置 オートガスサンプラー GLサイエンス製
GS5100型
条件
パージ 30sec
バランス 10sec
注入量 0.5ml
装置 GC 島津製作所製 GC-2010
条件
カラム TC-1(0.53mmφ×15m)
OVEN 50℃一定

3.試料

ゴムフィルム(市販品)

4.有機溶媒

アセトン、メタノール、エタノール

5.結果

【測定可能溶媒】
低沸点でありGC検出可能成分
クロロホルム、ヘキサン、THF、酢酸エチル、ジクロロメタン、トルエンなど

図2:ゴムフィルムの各溶媒の透過性試験結果

図2:ゴムフィルムの各溶媒の透過性試験結果

ガス透過性試験を行うことにより、フィルム(材料)の耐溶媒性の指針の1つを得ることができます。また、試料フィルム間での同一溶媒に対する耐溶媒性を明確に比較することもできます。

前のページに戻るこのページのトップへ