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SE059

染色体異常試験 −異数性の検出−

染色体異常試験は、化学物質による染色体の「構造異常」や「数的異常」誘発性の有無を調べる試験として利用されています。数的異常はさらに「倍数性」と「異数性」とに分類され、その内、異数性は癌との関連性が高いことが知られています。しかし、常法の染色体異常試験では異数性の検出は困難とされており、通常その分析まで行われることはありません。

そこで今回は、異数性を特異的に検出するため各種処理条件の検討を行い、また当施設が保有する染色体標本作製技術を利用し、精度の高い簡易核型分析を行うことができましたので以下に紹介します。

使用細胞 CHL/IU細胞(モード数25)
被験物質 Benzo [a] pyrene(BP)
方法 S9存在下で被験物質処理した後(回復時間あり)標本を作製し、分裂中期細胞の染色体数を計測しました。
結果 25本の染色体数を持つ細胞が精度良く用量依存的に減少し、感度良く異数性が検出されました。
図:Benzo [a] pyreneによる異数性の誘発

図:Benzo [a] pyreneによる異数性の誘発

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