HOME > 分析対象 > ライフサイエンス > 安全性評価 > 安全性試験
SE081

Ames試験における被験物質に応じた試験手法の選択

日本国内においてAmes試験では一般にプレインキュベーション法が選択されますが、この他にプレート法および改良プレインキュベーション法も選択されることがあります。ここではこれらの手法および被験物質に応じた選択方法を解説します。

プレインキュベーション法

被験物質溶液、テスト菌液およびS9(又は緩衝液)を混合後、37℃で20分間振盪しながらプレインキュベートして、最少グルコース寒天平板培地に重層します。重層後、インキュベーターに入れて37℃で48時間培養し、最少グルコース寒天平板培地上のコロニーを計数します。一般に、プレート法よりも変異原性の検出感度が高いとされ、日本国内において一般に実施されている試験法です。当施設でも通常はプレインキュベーション法で試験を実施しています。

プレート法

被験物質溶液、テスト菌液およびS9(又は緩衝液)を混合後、直ぐに最少グルコース寒天平板培地に重層します。操作が比較的単純であることから、海外では主にプレート法で実施されています。当施設では被験物質がポリマー等の場合で、プレインキュベーション法の適用が困難な場合(試験管内にて固化する等)に選択します。

改良プレインキュベーション法

沸点が比較的低い化合物の場合に実施され、被験物質溶液、テスト菌液およびS9(又は緩衝液)を混合後、試験管を密栓してプレインキュベートを実施、さらに各プレートを用量別にポリ袋に入れてインキュベーターでの48時間培養を実施します。試験管を密栓することや、各プレートを用量別にポリ袋に入れることで、気化した被験物質の散失、相互汚染を防ぎます。当施設では沸点が40〜70℃の化合物の場合に選択しています。

密栓試験管 用量別にポリ袋に収納し、培養します。
密栓試験管 用量別にポリ袋に収納し、培養します。
前のページに戻るこのページのトップへ