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SE115

ヒト由来細胞株の in vitro 細胞毒性試験

細胞毒性試験は化学物質の安全性評価に有効です。動物虐待につながる行為を避けるため、代替手段としてin vitroで行えるほ乳類の培養細胞を用いる方法に近年注目が集まっています。中でも、ヒト由来細胞株*1を用いる細胞増殖抑制試験は様々な研究場面でも活躍します。*2

図1に緑茶ポリフェノール(LKT Laboratories, Inc)の癌細胞増殖抑制作用を測定した例を示しました。毒性値の指標として増殖率を50%阻害する濃度IC50値をグラフから求めました。


図1:細胞増殖抑制試験

図1:細胞増殖抑制試験

*1   弊社で使用経験のある細胞株
K562:ヒト慢性骨髄性白血病由来細胞(DSファーマバイオメディカル(株)から購入)
TK6:ヒトリンパ芽球由来細胞(JCRB1435)
MCF7:ヒト乳腺癌由来細胞(東北大学加齢医学研究所から購入)
*2   T Kundu, S Dey, M Roy, M Siddiqi, RK Bhattacharya. Induction of apoptosis in human leukemia cells by black tea and its polyphenol theaflavin. Cancer letters, 2005
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