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外部発表

2006年度

論文発表

Journal of the Ceramic Society of Japan Vol.115,pp254-258(2007年)
Distribution and Solubility Limit of Al in Al2O3-doped ZnO Sintered Body
(白水 啓太、大草 隆浩、他)
ZnOに3価イオンをドープすると容易に置換型固溶体を形成し電気抵抗を減少させる。その用途は、EL素子、熱電材料、透明導電性膜など幅広い。本報では0〜数mol%のAlをZnOに添加した焼結体を作製し、SEM、XRD、D-SIMS等を用いてその微細構造、固溶挙動を明らかにした。ZnOの格子定数の変化から、Alの添加量を増やしてもすべてがZnO中に固溶するのではなく、同時にZnO-Al2O3スピネル相が生成することが分かった。D-SIMSを用いてZnO中のAlを定量し、約0.3atomic%がAlの固溶限界であることを突き止めた。またD-SIMSからZnO焼結体中には網目状の1価イオンLiが認められたが、SEMで観察されたZnO結晶粒の大きさとほぼ一致していたことから、Liは結晶粒界に偏析しやすいことが示唆された。
分析化学 Vol.55,No.8,pp.547-554(2006年)
核磁気共鳴分光法による無水マレイン酸グラフトポリプロピレンのグラフト構造直接解析
(宮内 康次、斉藤 啓治)
無水マレイン酸(MA)がグラフトされたポリプロピレン(PP)、MA-g-PP、のグラフト構造直接解析に、我々が用いた種々条件による一次元1H-核磁気共鳴分光法(NMR)および1H観測二次元NMR法が有効であった。解析した数種類のMA-g-PPにこれまで明確に示されたことのなかった二重結合を介してポリマー末端に結合したSAリングとしてのグラフト基が例外なく存在することが明らかとなった。さらに、グラフト構造について定量的考察を行った。

学会発表

春季第54回応用物理学会関係連合講演会(2007年3月27日)
ウルトラソフト擬ポテンシャルと高分解能TEM分析によるCoPtCrB中のBサイト評価 (正田 薫)
高分解能TEM分析によるCF4プラズマ処理C70Fullerite表面構造の研究 (正田 薫)
高分解能TEM分析によるCF4プラズマ処理フッ素化CNT表面構造の系統的研究 (正田 薫)
日本化学会第87春季年会(2007年3月26日)
顔料の分析(5)−熱分解CG/MSによるペリレン系顔料の構造解析− (吉屋 晴夫、清水 博、岩本 陽二)
顔料の分析(4) −熱分解GC/MSによるキナクリドン系顔料の構造解析− (吉屋 晴夫、清水 博、岩本 陽二)
日本セラミックス協会2007年年会(2007年3月21日)
Al2O3添加ZnO焼結体中のAlの分布と固溶限界 (白水 啓太、大草 隆浩、他)
第32回フラーレン・ナノチューブ総合シンポジウム(2007年2月13、15日)
X線回折による多層カーボンナノチューブの直径評価 (國重 敦弘、川元 亨、加瀬 庄一、住山 芳行)
ADF-STEMを用いたCNT/ポリマー複合材料中のCNTネットワーク可視化の検討 (松原 徹、正田 薫、伊藤 幸助、國重 敦弘、住山 芳行)
日本環境変異原学会第35回大会(2006年11月20日)
簡便なマウスリンフォーマTK試験手法の検討 (武下 健次、高橋 三夫、橋本 淳一、野口 幸弘、田村 雅範)
第11回高分子分析討論会(2006年10月26、27日)
ポリイミドの組成分析法の検討 (石飛 渡 、本行 乾一)
プラスチック・ゴムの経時的劣化の観察 (秋庭 芳一、齊藤 啓治)
低真空SEMの各種検出器による無蒸着観察と元素マッピング (樫尾 庄一、山口 正彦)
1H-NMRによる無水マレイン酸グラフトポリオレフィンのグラフト構造詳細解析 (宮内 康次、梅木 雄里、齊藤 啓治)
プラスチック製品の空気雰囲気下での熱分解−発生ガスの測定 (国府田 浩之、岡澤 拓也、齊藤 啓治)
シクロオレフィンポリマーの構造解析(2) (原 智之、宮内 康次、齊藤 啓治)
粘弾性測定装置を用いたポリプロピレンの緩和弾性率の評価 (鷲尾 勝利、尾田 傳一、山口 正彦)
第31回フラーレン・ナノチューブ総合シンポジウム(2006年7月13日)
孤立分散した単層カーボンナノチューブの長さ分布に及ぼす界面活性剤濃度の効果 (中川 浜三、二井 裕之、國重 敦弘、住山 芳行)
第55回高分子学会年会(2006年5月26日)
高分子フィルム表面の結晶構造とその異方性 (國重 敦弘、川崎 勝、陣田 一也)

解説・紹介

電子ジャーナル「2007半導体故障解析・分析技術大全」 (2006年10月5日発行)
UBE科学分析センターの故障解析・分析受託サービス (宗山 悦博)
月刊ディスプレイ vol.12 No.11 p84(2006年)
FEDへの応用が期待されるカーボンナノチューブの分析技術 (中川 浜三)

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