普通、欧州の大都市の中心には荘厳なゴシック建築が街を見下ろしています。カトリック教会の大聖堂です。どうしても登ってみたくなりますよね。
昨年の夏商談で訪れたミラノには、14世紀に礎石を置き18世紀に完成した白亜の大聖堂「ドゥオーモ」があります。高さは107m。日曜日に登ってみました。階段とエレベータがありますが、階段をトライ。頂上まで登る頃には身体はメロメロ、足はパンパンですが、上からの景観は素晴らしい。ミラノの街も一望のもと。疲れが吹っ飛びます。ドゥオーモの屋上では斜めになった屋根の上を歩けるようになっていて空中散歩を楽しむこともできます。
10月にはドイツのデュッセルドルフで「Kメッセ」という大規模なプラスチック見本市があり、当社も出展することになりました。世界中から客が集まるのでホテルは超満員、確保できたのは郊外でケルンの近く。ケルンといえば、世界最大級のゴシック建築「ケルン・ドーム」が有名です。こちらは13世紀にスタートして600年かけて完成しました。ドゥオーモと違って大理石は黒ずんでいます。高さは157m。東京タワーの大展望台よりも高いのにエレベータはありません。同僚2人と533段の階段に挑戦しました。
右回りのらせん状の階段がどこまでも続きます。仲間の1人に遅れが出ました。何とか頂上に着いた時、学生時代のマラソンを思い出しました。案内板の標示では往復約30分とありますが、とてもとても・・・。その倍はかかりました。ラインの流れを真下に見下ろす、雄大な眺望は確かに絶景でした。また行きたいか?
大聖堂の地下には立派な宝物館があると聞きます。今度チャンスがあれば、そちらの方を見学したいです。