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宇部興産、三菱マテリアルとの石灰石共同事業竣工

三菱マテリアル東谷鉱山から宇部興産苅田工場へ供給開始

2001年4月20日

宇部興産(株)(社長:常見和正)は、三菱マテリアル(株)(社長:西川章)と、三菱マテリアル東谷鉱山(福岡県北九州市)の石灰石を宇部興産の苅田セメント工場(福岡県京都郡)に供給することで合意し、1999年4月より、両社で約17億円を投資し、貯蔵サイロやベルトコンベアの新設工事を進めていたが、本年4月、工事が完了し石灰石の供給を開始した。これに伴い、本日、関係者を集め現地にて竣工式を行った。
今回の共同事業では、三菱マテリアルが同社九州工場と東谷鉱山を結ぶ約12キロメートルの供給ラインの中間地点に、1万トンの貯蔵能力を持つサイロを新設。宇部興産が、新設サイロから宇部興産の既存のラインまでの約1キロメートル区間に新しいベルトコンベヤーラインを建設した。投資額は宇部興産がトンネル工事を含め約10億円、三菱マテリアルが約7億円。両社の設備投資を伴う共同事業はこれが初めてである。
苅田工場に供給される石灰石は当面年間100万~150万トンを予定しているが、将来的には200万トンまで拡大することも考えている。
当社と三菱マテリアルとは、セメント事業における包括的事業提携を実施することに合意し、1998年10月に販売・物流部門を統合した新会社「宇部三菱セメント(株)」が営業を開始。続いて1999年10月、研究開発部門を統合した新会社「(株)宇部三菱セメント研究所」が営業を開始するなど、両社の緊密な協力関係の構築を図っている。さらに、販売、技術に引き続き生産部門の一体化を2002年度中を目途に推進する計画である。

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