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ごみ焼却灰のセメント原料化が本格的にスタート

-「やまぐちエコタウン基本構想」の中核プロジェクトが始動-

2002年4月12日

山口エコテック株式会社(本社:山口県徳山市、社長:羽矢安秀)は、昨年7月より株式会社トクヤマ徳山製造所内に建設を進めていた「ごみ焼却灰セメント原料化設備」を完成し、本年3月中旬より行ってきた試運転を終了して、4月1日より営業運転を開始、本格稼動に入った。

同社は昨年4月、株式会社トクヤマ及び宇部興産株式会社が山口県内のごみ焼却灰をセメント製造用原料として再資源化処理し、両社に供給するために折半出資で設立した合弁会社であり、山口県が平成13年3月に策定した「やまぐちエコタウン基本構想」における中核プロジェクトの一つに位置付けられている。

本事業は、山口県内のごみ焼却施設から排出される焼却灰を各焼却施設から同社が受け入れ、株式会社トクヤマ南陽工場及び宇部興産株式会社宇部工場の両工場において、ポルトランドセメントの原料としてリサイクルするものである。原料化設備は焼却灰の年間処理能力としては、5万トン。
本事業の開始によって、ごみ焼却灰の効率的なリサイクルが可能となり、山口県内のリサイクル率が向上する。 また、埋立量の減少により、最終処分場の残余年数が延命され、循環社会の実現に大きく貢献するものである。

尚、同社の上記設備の竣工式は、本年5月9日(木)に現地にて行う予定である。

山口エコテック株式会社 全景

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