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宇部興産、レスポンシブル・ケア報告書2002「環境・安全・健康への取り組み」を発行

2002年9月25日

宇部興産(株)(社長:常見和正)は、宇部興産およびグループにおける2001年度の環境・安全・健康への取り組み状況を中心としたレスポンシブル・ケア報告書「 環境・安全・健康への取り組み」(A4版28頁・カラー)を発行した。
当社グループは、2001年度をスタートとする3ヵ年経営計画「new21・UBE計画」の中で、重要課題のひとつに「環境重視経営の実践」を掲げ、環境問題、安全問題、健康問題を経営の中心的課題として取り組んでいる。特に昨年度の報告書からは、主要連結対象会社12社のデータも含め、"連結環境・安全・健康への取り組み"として報告している。
環境安全基本理念及び環境安全推進体制、環境安全への取り組みの沿革、ISO等の認証およびその他の認定取得状況等、さらに環境安全活動の中期基本方針や2001年度全社共通重点実施テーマ等について触れている。
当社は、事業活動における環境保全コストとその効果を定量的に把握・評価し、より効率的な環境保全への取り組みを継続して推進するための重要なツールとして、1999年度から環境会計を導入している。2001年度は2000年度と同様 当社とグループ会社(12社)を集計対象とした。環境保全コストについては、設備投資19.9億円・費用87.9億円となった。経済効果については、グループ外に対する有価物の売却等の実収入効果で26.9億円、省エネルギー推進による節約効果で37.6億円となった。
なお、当社グループでは2000年度に社長直轄プロジェクトにより2010年までの中・長期の「地球温暖化防止戦略」を策定し、グループ全体として最終年度のCO2排出量を1990年度比94%以下とすることを主な目標としている。2001年4月にはこれを実施・フォローしていくために「グループ地球環境保全推進委員会(委員長:浅野専務執行役員・環境安全部長、対象:当社及びグループ会社[12社])」を設置し、削減に取り組んでいる。
水質関係では、今年度より国際的水質指標のひとつである全窒素排出量と全リン排出量、そして、今年から国への報告(登録)が開始されたPRTRデータを新しく追加した。
産業廃棄物関係では、発生量の推移、リサイクル量の推移、最終埋立量の推移についてグラフ化するとともに、宇部興産の廃棄物有効利用状況を具体的に紹介している。
その他、労働安全衛生・保安防災、製品安全について概説するほか、加圧二段ガス化プロセス(EUP)を始めとする環境に優しい技術・製品の紹介、事業所見学会開催や地域社会との交流活動についても紹介している。

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