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ウベオートモーティブ(株)、仏ミシュラン社と次世代ランフラットタイヤ「PAX(パックス)システム」用ホイールの共同開発で合意

2002年10月24日

宇部興産グループのアルミホイール事業統括会社であるウベオートモーティブ(株)(社長:田村 勲)はタイヤ最大手ミシュラン社(仏)(社長:エドワール・ミシュラン)と、ランフラットタイヤシステムであるミシュラン社の「PAXシステム」用のホイールを共同開発することで合意した。

ランフラットタイヤとは空気圧が抜けても走行可能なタイヤをさし、「PAXシステム」ではタイヤ、ホイール、サポートリング(中子)、タイヤ内圧監視装置が一体となってシステムを構成して、パンクした状態でも乗員の安全を損なうことなく最高時速80kmで最長200kmまで走行可能である。

「PAXシステム」用ホイールについては形状が特殊である上に、軽量かつ強靭であることが要求され、従来の製法では製造が困難であった。ウベオートモーティブが独自に開発したスクイズ法は他製法と比較して、「軽量」、「強靭」かつ「形状自由度の高い」ホイールが製造できるため、「PAXシステム」に適した技術であると評価され今回の合意に至った。「安全性」は自動車開発の上で最も重要な要素であり、パンク時の安全確保および安全な場所まで一定距離を継続走行できる究極のタイヤシステムの開発成果に大きな期待が寄せられている。

ウベオートモーティブは現在、日本、米国、カナダ3工場に年間合計500万本と世界トップクラスのアルミホイール生産能力を有しているが、既存工場の増産並びに欧州工場の新設を視野に入れて今後の更なるアルミホイールの需要増に備えていく計画である。

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