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農薬事業の譲渡・譲受について

2003年1月8日

昭和電工株式会社(本社:東京都港区、大橋光夫社長)は、本日、連結子会社である 株式会社エス・ディー・エス バイオテック(本社:東京都港区、白井孝社長 昭和電工100%出資:以下SDS)が宇部興産株式会社(本社:山口県宇部市、常見和正社長)より農薬事業を譲受けましたのでお知らせいたします。

1.譲渡・譲受の内容

SDSは、宇部興産が開発・上市している以下3剤の農薬(殺菌剤)事業を譲受ける。

2.SDSが譲受ける剤

  1. ぺフラゾエート(商品名:ヘルシード)1989年農薬登録取得
    イネ、小麦等の種子消毒用殺菌剤
  2. オキスポコナゾール (商品名:オーシャイン) 2000年農薬登録取得
    黄桃、なし、もも、ぶどう、りんご、柑橘等の果樹用殺菌剤
  3. ジフルメトリム (商品名:ピリカット) 1997年農薬登録取得
    菊、ばら等の花卉用殺菌剤
*
上記3剤に係わる農薬登録、安全性試験データ、営業、製造、特許、商標等に関する宇部興産の保有する全ての権利を譲受ける。

3.事業譲渡日:2003年1月8日

今回の事業譲渡・譲受は、SDSの原体メーカーとしての地位を確固たるものとする昭和電工の農薬事業戦略と、経営資源を医薬・機能性材料部門に集中する宇部興産の事業方針が合致したものです。

SDSは、広範囲の作物に効果を発揮する殺菌剤「ダコニール」および高いシェアを有する水稲用除草剤を中核に、国内および今後大きな成長が見込めるアジア地区マーケットをターゲットとし、この地域の特色である野菜・果樹、水稲分野に注力した農薬事業を展開してまいります。
今回譲受けた3剤の中で、ヘルシードはイネ用種子消毒剤として国内市場で高いシェアを有する基幹剤であり、箱育苗で使用される「ダコニール」との種子~育苗の体系防除の普及、あるいは既存の水稲用除草剤「ダイムロン」、「カフェンストール」、「ベンゾビシクロン」との営業上の相乗効果が期待できます。
昭和電工グループの農薬関連事業の売上規模は、3年後には230億円を見込みます。(2002年見込み:180億円)

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