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次世代ポリマーセメント系塗膜防水材「アクアシャッターAC」の販売開始

2004年5月6日

宇部興産(株)(社長:常見和正)は、ポリマーセメント系塗膜防水材「アクアシャッターAC」を新しく開発し、5月1日より全国で販売を開始した。

「アクアシャッターAC」は、特殊セメントと特殊アクリル樹脂の採用により、従来のポリマーセメント系塗膜防水材の欠点とされていた耐候性*1と耐疲労性*2を克服し、長期にわたって優れた防水性能を発揮する。
また、有機溶剤を含まない水系の材料で構成されているので、火気の使用もないことから作業中の中毒や火災の恐れがなく、またホルムアルデヒド放散等級F☆☆☆☆を取得しており、室内における様々な防水ニーズにも対応できる材料である。

宇部興産(株)は、1975年に防水材事業に参入して以来、改質アスファルト系防水シートや各種塗膜防水など様々なニーズに対応できる商品を揃え、防水材市場において高いシェアを有している。
今回販売した「アクアシャッターAC」は、ポリマーセメント系塗膜防水の次世代を担う商品として位置付けており、新築時の屋上やバルコニーなどの防水工事向けに拡販していくと共に、屋上改修工法や主力製品の1つである改質アスファルトルーフィングシート「メルトーチ」との複合工法などの開発も強化していく方針である。

なお、「アクアシャッターAC」の2004年度販売数量は、500t程度を見込んでいる。

*1
10年間相当の促進暴露試験後において高い下地亀裂追従性(mm)を確認
*2
(社)日本建築学会 JASS8防水工事 メンブレン防水層の性能評価試験方法 3.3疲労試験にて、12年相当の建物のムーブメントにも防水層が破断しないこと(疲労A3区分)を確認

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