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耐荷重床や塗り床への適用が可能な高強度・速硬型セメント系セルフレベリング材「タフレベラーG」販売開始について

2008年1月10日

宇部興産株式会社(社長:田村浩章)は、耐荷重床や塗り床への適用が可能な高強度・速硬型セメント系セルフレベリング材「タフレベラーG」を開発し、2007年11月1日より関東限定で販売を開始した。荷姿は25kg/袋で、水量、混練時間などは従来の袋物製品とほぼ同一の使用方法とした。また、宇部興産独自の専用ローリー工法による材工一貫システムによる販売も同時に開始した。

現在、セルフレベリング材は室内の各種仕上材(床シート、フローリング等)の下地調整材として使用されている。一方、非住宅分野の工場・倉庫・駐車場等重量物の影響を受ける床下地においても、近年レベル精度向上や作業効率化を目的として、セルフレベリング材の使用を希望するニーズが高まっている。一般的に工場・倉庫・駐車場等の床は、コンクリート面に直に塗り床・耐荷重シート・表面強化剤などの仕上げ材が施工されることが多く、レベル精度に限界がある。セメント系プレミックスモルタルでの下地調整によってレベル精度向上は可能であるが、「強度が低い」、「作業性が悪い」、「仕上りが悪い」、「養生期間が長い」などの問題点があり、最適な材料が無かった。

セメント系セルフレベリング材「タフレベラーG」は、高強度化により耐荷重床や塗り床への適用を可能とし、また、宇部興産が得意とする速硬性を付加しているため、レベル精度のみならず、抜群の作業性と相俟って工期の大幅な短縮も同時に可能とした。宇部興産は、11月からの関東限定販売で市場評価が高いことを確認。今年4月から北海道・沖縄を除く全国で本格的に展開し、初年度4,000tの販売を見込んでいる。

宇部興産は、独自の専用ローリー工法や技術により、セルフレベリング材分野で着実にシェアを拡大している。特に特殊セメント系セルフレベリング材における速硬性能と寸法安定性能については、市場で高い評価を受けている。総合セルフレベリング材メーカーを目指す宇部興産は、セルフレベリング材の新規用途開拓に注力しており、2006年10月に販売を開始した「外床レベラーG」、今回販売を開始した「タフレベラーG」に続き、今後もセルフレベリング材の新規商品開発に積極的に取り組んでいく方針。

「タフレベラーG」施工例 完成例
「タフレベラーG」施工例 完成例

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