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2010年社長年頭挨拶要旨

2010年1月4日

外部環境は、世界各国の金融危機対策と景気刺激策により、昨年の1-3月期を底に、現時点まで回復が緩やかに進行中ですが、実感としてはまだ7、8割程度の回復状況であり、日本経済も回復傾向にあるとはいえ、まだまだ今年は踊り場局面が出てくる可能性もあると思います。

このような中で、UBEグループは中期経営計画「ステージアップ2009」の最終年度を終えようとしています。非常事態宣言の中で数々の非常時対応に取り組み、極端な外部環境の悪化の中でもグループの総合力を発揮し、しぶとく踏みとどまっているといえますが、最終年度目標は、財務体質改善を除き未達になる可能性が大です。残された第4四半期で、利益の積み上げや在庫削減への努力を継続し、少しでも良い結果を残すよう、グループを挙げて果敢に挑戦していきましょう。

まだまだ不透明な外部環境ですが、2010年は「ステージアップ2009」の総仕上げと次期中期経営計画がスタートする年になります。基本的な考え方や事業ポートフォリオは、これまで取り組んできた方針を大きく変えることはありません。「中核基盤事業の一層の基盤強化と、成長戦略事業をドライビングフォースにして化学事業を中心に成長していく」という考えの下、3つの基本方針で臨みたいと思います。

  1. 持続的成長を可能とする収益基盤の確立
  2. 財務体質改善の継続
  3. 地球環境問題への対応

特に財務体質改善については、着々と進んできており、次期中期経営計画期間中に卒業し、そして格付けにおいては、単なる目標ではなく是非実現したい目標としてA格入りを目指したいと思います。

また、既に起きているパラダイムシフト(キーワードは「新興国」と「環境」)にいち早く対応するため、グループビジョンや各部門の役割・使命を再確認し、今まで以上にスピード感を持って、変化・変革に積極的に挑戦していく企業風土のブラッシュアップが必要だと思います。
具体的には、

などです。

UBEグループの体質も企業風土もかなり改善してきましたし、その結果、総合力も発揮されてきつつあります。そのことは、皆さんもこれまでやってきたことの手ごたえを充分感じていると思います。
今年以降、新規巻き直しの覚悟で再挑戦していきましょう。

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