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竹下道夫社長 2011年度入社式挨拶

2011年4月1日

皆さん、宇部興産への入社おめでとうございます。

本日ここに総勢136名の皆さんをUBEグループの新戦力として迎えることができましたことを、たいへん嬉しく思います。

皆さんは、求人倍率が低迷する中、就職活動で大変苦労されたことと思いますが、入社が決まって今度は、東北地方太平洋沖地震、津波、原発事故と相次ぎ、UBEグループを含めた日本企業の将来に不安を感じておられるのではないかと思います。

UBEグループでの設備面・人的被害は比較的軽微でしたが、原燃料・電力の供給、顧客の操業や物流などは未だ正常化しておらず、間接的影響が続いています。
日本企業を取り巻く景況は、震災で一時的に大きく落ち込むと思いますが、各社の業績は基本的に2008年秋のリーマンショックから回復基調にあります。ただ、この景況も中国など新興国経済の伸びによるもので、企業業績にふさわしい明るさは感じられません。

明るさを感じられない理由は色々ありますが、現在の業績を支えているのは主に、研究開発や生産技術での過去の遺産で新興国での成長市場で優位に立っていることであり、将来に向けての永続性について自信が持てないことも一因ではないでしょうか。

今後、日本企業が新興国に伍して存続していくためには、材料開発や製造技術、ソフト・サービスなど様々な面において競合先より一歩進んだ価値を創造し続けなければなりません。将来のUBEグループの盛衰は皆さんを含めた若い人の活躍にかかっているといえます。弛みない努力で能力のレベルアップを図り、UBEグループの発展に貢献していただきたい。

これからUBEグループの一員、社会人として皆さんに期待する行動指針は以下です。

  1. より高い倫理観と礼儀正しい行動
  2. 得意分野を有するエキスパート
  3. チャレンジ精神とグローバル展開に対応できる人材
  4. コミュニケーションの習慣づけ

最後に、皆さんが早く職場に馴染み、健康で、初心を忘れずUBEグループの更なる発展に貢献していただけることを祈念して、私の歓迎と激励の言葉と致します。

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