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ノンブレース型耐震補強工法「デザインUフレーム工法」の建築技術性能証明を取得

マンションやホテル等の耐震補強への展開を加速

2014年2月20日

宇部興産株式会社(社長:竹下道夫)は、外付けRCフレームによる耐震補強工法「デザインUフレーム工法」について、2014年1月23日付で一般財団法人日本建築総合試験所の建築技術性能証明(GBRC性能証明第13-27号)を取得しました。

「デザインUフレーム工法」は、既存建物の外側に鉄筋コンクリート造のフレームを設置する補強工法で、建物を使用しながらの「居ながら補強」に対応しています。鉄骨ブレース等の斜め材がないことから、開放的な窓開口を維持でき、建物の外観デザインにも配慮しています。

特徴は、補強フレームの柱梁接合部に工法専用の高強度ポリマーセメントモルタル(「クロスハード」:圧縮強度60N/mm2以上)を用いることで、普通コンクリート使用時に対して柱梁接合部への主筋の定着長さを短くでき、スレンダーな柱梁断面で補強耐力を確保できます。
また、柱梁部材に普通コンクリートを用いることにより、補強コストを、宇部興産が事業展開している「外付け型デザインフィット工法」と同程度に抑えることができます。

宇部興産は、施工会社の山陽建設サービス株式会社(山口県。社長:森本郁夫)と共同開発した耐震補強工法「デザインフィット工法」を2009年から事業化し、主に中国地区(広島県・山口県他)における学校などに実績を伸ばしてきました。鉄骨ブレース耐震工法のイノベーションとして各地で採用ニーズが高まったことから、施工品質の確保を目的に2011年には「デサインフィット工法協会」(会長:森本郁夫/山陽建設サービス(株))を設立し、デザインフィット工法の全国への普及を進め、関西・中国地域を中心に累計280棟の採用実績となっています。

「デザインUフレーム工法」を補強工法のラインナップに加えることで、今後需要の伸びが見込まれる公営住宅、民間マンション、ホテル、病院および事務所ビル等の耐震補強への適用拡大を目指します。

参考

性能証明架構実験状況

性能証明架構実験状況

施工前・施工後の建物イメージCG

施工前・施工後の建物イメージCG

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