MENU

海外炭の共同輸送の実施について

2016年3月11日

宇部興産株式会社(社長:山本謙)および中国電力株式会社 (社長:苅田知英)は、このたび、海外炭の共同輸送を実施することとしましたのでお知らせします。

輸送船は、3月14日に山口県の宇部港に到着予定です。両社が共同で海外炭を輸送するのは、今回で3回目となります。

両社が利用する石炭を共同輸送することで、物流コストの低減を図るとともに、大型船による共同輸送の本格運用を視野に、共同輸送量の調整や輸送船の選定といった運用上の手続きを確認して参ります。

海外炭共同輸送の実施概要

積地 インドネシア・タラハン港
揚地 宇部港
出発日 2016年3月1日
到着時期 2016年3月14日(予定)
輸送量 約6万t(宇部興産約2.5万t、中国電力約3.5万t)
輸送船 6万t級パナマックス船

参考資料

1.共同輸送実施に至った経緯

2011年5月に「徳山下松港・宇部港」が国土交通省の「国際バルク戦略港湾*1」に選定された後、両社を含む港湾利用企業が設立した「山口県国際バルク戦略港湾連携協議会(以下「協議会」)」において、企業間連携による効率的な海外炭物流体制について検討を進めるなかで、両社の認識が一致し、実施に至ったものです。

*1 国際バルク戦略港湾
産業の国際競争力強化を目的として、バルク貨物(石炭、穀物など包装せずばら積みされる貨物)の大量輸送の実現とそれによる物流コストの低減に向け、国内の港を選定し集中的に整備するもの。

2.今後の取り組み

今後、徳山下松港および宇部港が国際バルク戦略港湾として整備され、大型船を利用した大量輸送が可能となることにより、物流コストの低減とともに共同輸送の本格運用の実現性も高まるものと考えています。両社においては、今回の取り組み以外にも、引き続き、協議会のメンバーと協調して、両港を活用した企業間連携を検討して参ります。

3.協議会メンバーが関わる海外炭共同輸送実績(2016年3月11日現在)

宇部興産、中国電力による共同輸送

積地 インドネシア・サマリンダ沖
揚地 宇部港
出発日 2014年12月4日
到着日 2014年12月13日
輸送量 約7万t(宇部興産4万t、中国電力約3万t)
輸送船 8万t級パナマックス船

宇部興産、中国電力による共同輸送

積地 オーストラリア・ニューキャッスル港
揚地 徳山下松港(下松地区)および宇部港
出発日 2014年12月24日
到着日 徳山下松港(下松地区):2015年1月8日
宇部港:2015年1月10日
輸送量 約10万t(宇部興産約3.5万t、中国電力約6.5万t)
輸送船 10万t級スモールケープ船

四国電力、中国電力による共同輸送

積地 オーストラリア・ニューキャッスル港
揚地 福山港
出発日 2015年4月5日
到着日 2015年4月19日
輸送量 約14万t(四国電力約8万t、中国電力約6万t)
輸送船 18万t級ケープ船

出光興産、トクヤマによる共同輸送

積地 オーストラリア・ニューキャッスル港
揚地 徳山下松港(徳山地区)周南バルクターミナル
出発日 2015年6月2日
到着日 2015年6月17日
輸送量 約6万t

出光興産、トクヤマ、中国電力による共同輸送

積地 オーストラリア・ニューキャッスル港
揚地 徳山下松港(徳山地区)周南バルクターミナル
出発日 2015年12月11日
到着日 2015年12月27日
輸送量 約8万t(出光興産・トクヤマ:約3万t、中国電力:約5万t)
輸送船 9万t級オーバーパナマックス船

お問い合わせ先

ニュースリリースについてのお問い合わせ
  • 中国電力株式会社 広報部門 報道グループ
  • TEL:082-544-2846