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泉原雅人社長 2019年度入社式挨拶(要旨)

2019年4月1日

皆さん、宇部興産への入社、おめでとうございます。
本日、ここに108名の新入社員の皆さんを迎えることができましたことを、大変嬉しく思います。

会社としては、皆さん一人一人が、やりがいをもって働ける「場」を提供していきたいと思いますし、安心して長く働くことができる「環境」を整備していくよう努力いたします。
皆さんは、性急な自己実現を図ることよりも、焦らず、基本動作をしっかり覚え、幅広い経験を積み重ねることに努めてください。

当社は120年を超える歴史を持つ会社ですが、昔ながらのやり方に縛られている会社ではありません。
石炭の採掘事業から始まり、限りある資源を、技術革新によって無限に発展できる工業に活かそう、ということで、機械・セメント・化学事業へと業容を拡大してきました。この発展を全てのステイクホルダーと共有していきたい、という想い、これが当社の創業の精神である「有限の鉱業から無限の工業へ」であり、「共存同栄」です。
この精神をDNAとして受け継ぎながら、常に時代の要請に応じ、新たな事業にチャレンジしながら、自らを変革していく、このような「変化を恐れない風土」があったからこそ、当社の今があります。

当社は本年度から新たな中期経営計画をスタートさせ、さらなる成長を目指していきます。皆さんには、変化を恐れず、自ら変化に挑戦していく、一方で、変化に惑わされずに、長い目で見たキャリア形成を図ることを心掛けていただきたい。

我々は「モノづくり」の企業です。まずは安全第一で、労働災害や設備・環境事故を起こさないことが、事業の大前提です。今後、製造に直接関わる人はもとより、開発や営業、管理業務に携わる人も、しっかりと胸に刻み、心身ともに健康で、安全に会社生活を送っていくことをお願いしたいと思います。

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