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C021

紫外・可視・近赤外分光光度計による微小領域の反射率測定

紫外・可視・近赤外分光光度計による狭い領域(1mmΦ)での反射率の測定について紹介します。
図1に示す1mm幅で印刷された文字について2つの手法で反射率測定を行いました。光束が大きい(約8mm(H)×6mm(W))積分球ユニットによる反射率測定と光束を文字の1mm幅に合わせた集光アタッチメント付積分球ユニットによる反射率測定です。

図1:1mm幅で印刷された文字

図1:1mm幅で印刷された文字(赤丸で囲まれた部分を測定)

図2に各積分球ユニットによる反射率スペクトルの重ね書きを示しました。集光アタッチメント付積分球ユニットによる反射率スペクトルからは、文字に由来する吸収ピークが確認できましたが、積分球ユニットのみによる測定では文字に由来する吸収ピークは確認できませんでした。

図2:反射率スペクトルの重ね書き

図2:反射率スペクトルの重ね書き

集光アタッチメントによって、小さな試料や微小領域(1、2、3mmΦ)の透過率および反射率が感度良く測定できます。

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