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F052

HPLCによる低級脂肪族アルデヒド類の一斉分析
−ホルムアルデヒドの定量−
−パッケージ内の残存溶剤成分分析、ホルムアルデヒド−

ホルムアルデヒドやアセトアルデヒドはシックハウスやグリーン調達等で分析対象物質として規制されています。また、プロピオンアルデヒドやブチルアルデヒド等の低級脂肪族アルデヒドも悪臭物質として規制されています。

これら低級脂肪族アルデヒドを高感度分析する場合、下記のUVラベル化剤であるDNPH(2,4-ジニトロフェニルヒドラジン)で誘導体化しHPLCで定量します。今回、ホルムアルデヒドからバレルアルデヒドの5種のアルデヒド類の一斉分析例を示します。

図1:アルデヒドとDNPHの反応

図1:アルデヒドとDNPHの反応

5種のアルデヒド混合溶液にDNPHのアセトニトリル溶液を加え、アルデヒド換算で各1ppmの溶液を調製しました。

上記の測定条件で5種のアルデヒド類を分析したHPLCクロマトグラム例を下記に示しましたが、各々のアルデヒド類を良好に分離することができています。

図2:5種のアルデヒド類を分析したHPLCクロマトグラム例

図2:5種のアルデヒド類を分析したHPLCクロマトグラム例

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