HOME > 分析機能(装置) > 高分子分析
F1501

フーリエ変換赤外分光光度計

1. 装置

メーカー Agilent Technologies
型式 本体 Cary 670型、赤外顕微鏡 Cary620型

2. 特徴

装置外観

物質に赤外光をあてると、物質を構成している分子の分子振動に応じた特定の波数域の光だけが吸収されます。そこから得られた赤外吸収スペクトルから官能基を特定することが可能となります。また、赤外顕微鏡を使用することで、微小領域の赤外分光分析を行うことが可能です。

3. 仕様及び性能

干渉計 エアーベアリングマイケルソン干渉計
検出器 DLaTGS(本体)
MCT、FPA(赤外顕微鏡)
測定波数範囲 400〜6000cm-1(DLaTGS)
700〜4000cm-1(MCT)
900〜4000cm-1(FPA)
最高波数分解能 0.1cm-1
FPAピクセル分解能 約1.1μm(ATR法)
約5.5μm(透過法、反射法)
測定法 透過法、拡散反射法、ATR法、カイネティクス測定
顕微IR法(透過法、反射法、ATR法)
イメージング法(透過法、反射法、ATR法)

4. 測定試料

対象試料 有機化合物、無機化合物(一部)
試料量 数mg以上
10μm×10μm程度以上(顕微法のみ)

5. 留意点

試料 カーボンなど黒色試料では明瞭なピークが得られない場合があります。

6. 応用分野及び分析例

応用分野 適用例
有機・無機化合物の分析 有機化合物(ポリマー等)の同定
無機化合物(一部)の同定
異物分析 製品中の異物の同定
微小領域の分析 多層フィルムの組成分析

前のページに戻るこのページのトップへ