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O482

LC/MSを用いた微量脂肪酸アミドの定量分析

高分子添加剤の分析では、ポリマーから溶媒を用いて添加剤を抽出し、ガスクロマトグラフ質量分析(GC/MS)で分析することが一般的です。しかしながら、高分子添加剤の滑剤の一種である脂肪酸アミドは、GC/MSではピーク形状が悪いこともあり、微量の存在確認といった高感度での定量分析が困難です。

そこで、GC/MSとは分離機構、検出機構が異なる高速液体クロマトグラフ質量分析(LC/MS)を用いて脂肪酸アミドを分析しました。

図は各100ppmの測定結果ですが、高感度で測定できる選択イオンモニタリング法(SIM)により、検液中の50ppbの脂肪酸アミドを定量できます。

また、各脂肪酸中の不純物であるアルキル鎖が異なる化合物や飽和の化合物も分離して検出されます。

図1:各100ppmの測定結果

図1:各100ppmの測定結果

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