HOME > 分析対象 > 材料 > 有機材料
O559

質量分析における種々のイオン化に適した分析例

図:各イオン化法と対象範囲

図:各イオン化法と対象範囲

有機化合物の定性や定量に有力な情報を得ることができる質量分析では、試料に最適なイオン化法を選択する必要があります。各イオン化法の対象範囲は、極性と分子量によって異なります(図参照)。
弊社では、分析のニーズに合わせて多種多様なイオン化法を備えた装置を取り揃えております。
分析でお困りの際は、ぜひご相談下さい。分析例を表に示します。

表:各イオン化法・装置による分析例
イオン化 EI(CI) ESI、APCI ASAP MALDI
装置 GC/MS LC/MS DI-MS DI-MS
特徴 データベースによる
化合物同定
高分解能測定による
組成推定
高分解能測定による
組成推定
MS/MSによる構造解析
高分解能測定及び
MS/MSによる構造解析
固体試料に対応
高分子化合物の
分析に対応
イメージング可能
分析例

定性・定量

  • 香気成分の同定
  • 異臭原因の探索
  • 発生ガスの定量
  • 残留溶媒の同定
  • 多変量解析
    (製品のグルーピングや差異解析)

定性・定量

  • 不純物の構造解析
  • 添加剤の同定
  • 天然物の構造解析
  • 薬物濃度の定量
  • 多変量解析
    (製品のグルーピングや差異解析)

定性

  • 添加剤の同定
  • 不純物の構造解析
  • 色素の同定
  • 多変量解析
    (製品のグルーピングや差異解析)

定性

  • ポリマー末端解析
  • アミノ酸配列同定
  • 顔料・染料の同定
  • 組織中の薬物分布
対象化合物の例
  • 溶媒
  • 添加剤
  • 香料、匂い
  • 揮発成分
  • 原料
  • 農薬
  • 電解液
  • 添加剤
  • 界面活性剤
  • 色素(染料)
  • 医薬品
  • 電解液
  • ペプチド
  • アミノ酸
  • 顔料
  • 染料
  • 添加剤
  • 難溶性化合物
  • 樹脂モノマー
  • 合成樹脂
  • 顔料・染料
  • 添加剤
  • 界面活性剤
  • 蛋白
  • ペプチド
  • 核酸
前のページに戻るこのページのトップへ