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S0801

顕微レーザラマン分光装置(RAMAN)

1. メーカー・型式

日本分光製     NRS-3300

2. 概要

レーザラマン分光装置は、μmオーダーの最小分析径で物質の構造に関する情報を得ることができる装置です。
本装置は、励起用レーザとして785〜325nmまでの5波長を使用することができ、蛍光の回避や、共鳴効果を用いた様々な測定に対応することができます。また、低波数測定(10cm-1〜)も可能で、有機、無機を問わず様々な試料の評価が可能です。その他に、XYZ自動ステージによるマッピングや深さ方向分析、冷却加熱ステージによる構造の温度依存性の評価、Neランプを用いた高精度分析、偏光ラマン測定なども行うことができます。

3. 仕様

光源 励起レーザ波長:325、441.6、532、632.8、785nm
分光器 回折格子:600、1800、2400gr/mm
低波数測定ユニット使用時:532nm励起で10cm-1から測定可能
試料ステージ XYZ自動ステージ(マッピング、深さ方向分析)
試料冷却加熱ステージ(-190〜600℃)
その他 偏光測定、Neランプによる波数校正(高精度測定)
ラマンスペクトルデータベース(約5,000件)によるスペクトル検索
写真:レーザラマン分光装置

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