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SE080-2

トナー及びインクのAmes試験 part3〜エコマーク認定取得の注意点〜

トナーカートリッジ及びインクカートリッジの「エコマーク認定」*1取得条件の一つは、「Ames試験において陰性であること」です。本条件は、トナーやインクに含まれる化学物質による健康被害を防止する観点から定められており、使用を制限する化学物質は他に次表のようなカテゴリーの物質があります。有害成分の分析やAmes試験について是非お気軽にご相談下さい。

表:使用を制限する物質(エコマーク商品類型No.132認定基準書から引用)
危険有害性クラス 分類
危険有害性
カテゴリコード
CLP規則(EC)No.1272/2008
発がん性 Carc. 1Aおよび1B H350:発がんのおそれ
H350i:吸入による発がんのおそれ
Carc. 2 H351:発がんのおそれの疑い
生殖細胞変異原性 Muta. 1Aおよび1B H340:遺伝性疾患のおそれ
Muta. 2 H341:遺伝性疾患のおそれの疑い
生殖毒性 Repr. 1Aおよび1B H360:生殖能または胎児への悪影響のおそれ
Repr. 2 H361:生殖能または胎児への悪影響のおそれの疑い
REACH規則第59条1項に記載のリスト(いわゆるSVHC候補リスト)に掲げられた物質は対象に含まれる

※Ames試験結果が陽性の物質は、表の危険有害性に該当する疑いがあるため、エコマーク認定を取得することができません。


  • *1 エコマークは、環境への負荷が少なく、環境保全に役立つと認められた商品につけられる環境ラベルです。エコマーク認定商品は、原則としてグリーン購入法基本方針(判断基準)*2に適合しています。
    エコマーク参照URL:https://www.ecomark.jp/
  • *2 グリーン購入法基本方針:「環境物品等の調達の推進に関する基本方針(平成31年2月8日変更閣議決定)」
    参照URL:https://www.env.go.jp/policy/hozen/green/g-law/
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