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SE091

非GLPのAmes試験について

非GLPのAmes試験は簡易試験と通常試験の二種類があり、簡易試験については、試験委託者の要望に応じて、使用菌株数を設定します。ここでは、これら二種類の試験について解説します。

非GLP試験の区分 簡易試験 通常試験
使用菌株数 1 2 5 5
代謝活性化(S9)の有無 両条件 両条件
用量設定数(最高用量5mg/プレート) 8 6
用量当りのプレート数 2 2
試験に必要なサンプル量(g) 0.1 0.2 0.5 1.5
試験回数 1回 2回以上
所要期間 2〜4週間 1〜2ヶ月

簡易試験

1菌株、2菌株、あるいは5菌株について、試験回数1回にて、試験を実施します。通常、1菌株の場合はTA100、2菌株の場合はTA100およびTA98、5菌株の場合はGLP対応のAmes試験で使用するTA100、TA1535、TA98、TA1537およびWP2uvrA(あるいはWP2uvrA/pKM101)を使用します。1菌株あるいは2菌株の試験の場合、使用した菌株以外で検出される陽性反応を見逃し、陰性と判定してしまう可能性があります。一方、5菌株の試験の場合、GLP対応のAmes試験で使用する菌株をすべて使用することから、GLP対応のAmes試験での判定とほぼ同様の判定を得ることができます。なお、簡易試験の場合は試験回数1回ですので、生育阻害が低用量まで観察され、判定不能となる場合があります。また、陰性対照値の2倍程度までコロニー数の増加傾向が認められる場合、再現性を確認しないことから、正確な判定が得られない場合があります。

通常試験

5菌株について、試験回数2回にて、試験を実施します。2回の試験で判定が確定しない場合は、確認試験(3回目の試験)を実施して判定します。この5菌株にはGLP対応のAmes試験で使用するTA100、TA1535、TA98、TA1537およびWP2uvrA(あるいはWP2uvrA/pKM101)を使用します。試験の内容はGLP対応のAmes試験と同じで、GLP対応のAmes試験と同じ判定を得ることができます。試験の実施に要するコストはGLP対応のAmes試験と同じですが、作成する書類は報告書のみとなりますので、試験費用はGLP対応のAmes試験よりも若干低くなります。官庁への届け出は必要ないが、正確な判定を得たい被験物質に対して実施されます。


なお、上記以外の使用菌株数、試験回数の依頼についても、適宜対応しております。

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