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「UBEグループ CSR報告書2005」を発行

2005年9月13日
※ 光触媒繊維および水浄化システムは2013年10月1日で販売終了いたしました。

 宇部興産(株)(社長:田村浩章)は、宇部興産およびグループにおける2004年度のレスポンシブル・ケア活動(環境・安全・健康への取り組み)に加えて経済的側面、社会的側面状況を中心とした「CSR報告書2005」(A4版50頁・カラー)(以下「本報告書」)を発行した。

宇部興産(株)では2000年より「レスポンシブル・ケア報告書」を毎年発行しているが、今年よりタイトルを「CSR報告書」に変更した。

本報告書は、昨年から更にページ数を増やし、企業の社会的責任(CSR)の観点から経済・社会・環境の3つの側面から構成されている。経済的側面では財務情報・新中期経営計画 『New21・UBE計画II』 を、社会的側面ではCSRの取り組み・コーポレートガバナンス・コンプライアンスおよび社会との協力・対話について、環境側面ではレスポンシブル・ケアの活動(環境保全・保安防災・労働安全衛生・製品安全・物流安全)を中心に宇部興産(株)および主要グループ会社11社の環境関連データを掲載している。また、グループ会社への取り組み、サイトレポートの充実、第三者機関による本報告書の検証や本報告書への意見についても取り入れた内容となっている。

宇部興産(株)は、事業活動における環境保全コストとその効果を定量的に把握・評価し、より効率的な環境保全への取り組みを継続して推進するための重要なツールとして、2000年の報告書より環境会計を導入している。2004年度の環境保全コストについては、設備投資 31.3億円・費用 76.4億円であり、それぞれ2003年度比 14.9億円増、2.3億円増であった。
経済効果については、グループ外からの廃棄物受け入れ収入等の実収入効果が 64.5億円、省エネルギー推進による節約効果が 42.4億円となり、それぞれ2003年度比 12億円増、8億円増であった。

環境面では、地球温暖化に関わるCO2排出量について、廃棄物利用による燃料の多様化および セメント生産量の減産もあり、1990年度比 9%以上の削減となった。
国への報告が義務化されている PRTR対象物質は生産量の増加やデータ収集対象会社の増加もありUBEグループで昨年度比 17%増加(日化協調査物質ベース)したが、有害大気汚染物質については、前年比 25%削減し、95年度比 93%の大幅削減を達成している。
産業廃棄物関係では、発生量の推移、リサイクル量の推移、最終埋立量の推移についてグラフ化するとともに、廃棄物有効利用状況を具体的に紹介している。
その他、環境に優しい技術・製品についても紹介している。特に、巻頭トピックスとして、高塩素含有廃棄物の再利用拡大に寄与する「苅田セメント工場における高塩素バイパス設備」、「光触媒繊維および水浄化システム」について紹介している。

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