- スペース生産性を飛躍的に向上 -
宇部興産(株)(社長:田村浩章)グループにおける機械事業の中核会社である宇部興産機械(株)(社長:山本謙)は、ダイカストマシンへ求められる高機能・高生産性に対応するため、スペース生産性を飛躍的に向上させる大型ダイカストマシン「UHシリーズ」を11月から発売する。
この「UHシリーズ」は型締力に応じて3種類「UH1250」「UH1650」「UH2250」をラインアップし、まずは「UH1250」から発売、順次「UH1650」「UH2250」への展開を図っていく予定。
なお、この「UH1250」については、11月9日~11日に開催される「2006日本ダイカスト会議・展示会」(パシフィコ横浜)で発表する。
宇部興産機械(株)では、ダイカストマシンのマーケットが今後、新工場への新規設備導入から、既存工場の現有スペースでのリプレース主体の事業環境へ変化することを予測し、スペース生産性を飛躍的に向上させる高機能ダイカストマシンの製品開発を進めてきた。
そしてこの度、その核となる技術として業界初の「固定側タイバー抜き装置」を開発、また2002年より大型特殊専用機の分野で実績を積み重ねてきた型締ハイブリッド機構の技術を融合することにより、マーケットニーズに合致した世界最小スペースの大型ダイカストマシン「UHシリーズ」の開発に成功した。
「UHシリーズ」とは、「Universal Hybrid(ユニバーサルハイブリッド)シリーズ」の略称で、以下の技術的特長を備えている。
宇部興産機械(株)は、1999年9月に宇部興産(株)の機械部門が分社化、翌2000年4月から営業を開始。ダイカストマシンをはじめ、射出成形機、押出プレスや各種産業機械など幅広く展開しており、特に大型ダイカストマシン分野では世界トップシェアを占めている。
今回の「UHシリーズ」発売により、主要マーケットである自動車・二輪車メーカー向けに拡販を図っていく。