宇部興産株式会社（社長：田村浩章、以下「当社」）と三菱マテリアル株式会社（社長：井手明彦、以下「三菱社」、当社と三菱社を総称して「両社」）とが、セメント関連の研究開発部門を統合して1999年10月より事業を開始した株式会社 宇部三菱セメント研究所（以下「UMCR社」）は、両社の長年に亘るセメント関連の蓄積技術を結集することで研究成果をあげると共に、研究開発の効率化を推進してまいりました。
UMCR社は、設立以来約10年が経過し、統合当時の目的を達成いたしましたが、これ以上の統合効果の発現に限界があり、また、当社と三菱社の各々における生産部門との一体的・機動的・効率的運営による製造コストの削減が重要課題となってまいりましたので、UMCR社における両社による合弁事業を発展的に解消し、本年6月30日をもって現在UMCR社が実施している研究開発及び各種試験業務を両社に移管することと致します。
具体的には、宇部センター（千葉試験室を含む）で実施している試験研究業務は当社へ移管し、埼玉センター（板橋試験室を含む）、仙台コンクリートセンター、黒崎センターで実施している試験研究業務は三菱社へ移管します。
各センター及び試験室は、事業移管によって当社又は三菱社の所属となりますが、これまで行ってきた試験研究業務及び取引先等から受託している各種試験につきましては、事業移管後もこれまで同様、各センター及び試験室で実施してまいります。
なお、両社においてはセメント事業における包括的事業提携を実施中であり、両社における研究開発部門における情報交換や共同研究は今後も推進し、両社のセメント事業の競争力を一層強化していくために、あたかも一体化したような両社における技術交流を引き続き継続していく予定です。また、当社と三菱社とが出資する宇部三菱セメント株式会社における販売物流共同事業は引続き継続し、一層の競争力の強化に邁進してまいります。
| 資本金 | 3億円 |
|---|---|
| 株主 | 当社 50％、三菱社 50％ |
| 本店 | 東京都千代田区神田駿河台2-2 |
| 代表者 | 取締役社長 都甲 周一、取締役副社長 堤 豊 |
| 事業内容 | セメント及びセメント関連製品に関する研究開発及び各種試験 |
